別宮大山神社(読み)べつくおおやまずみじんじや

日本歴史地名大系 「別宮大山神社」の解説

別宮大山神社
べつくおおやまずみじんじや

[現在地名]今治市別宮町三丁目

大三島おおみしま大山祇神社県下の古社の一つで、その分霊は越智氏の発展とともに県下に広く分布している。別宮大山祇神社もその一つで、古い由緒と壮大な規模をもつ。祭神は大山積命・上津姫命・下津姫命。旧県社。境内は市街地唯一の樹叢で、楠・松・榎の巨木があり、別宮の森とよばれている。

創建は、貞享二年(一六八五)の寺社明細言上書による大祝越智安朗の上申では、大宝年中(七〇一―七〇四)に越智玉澄が文武天皇勅宣により、宮浦みやうらに大山祇神社を移すと同時に、地御前として勧請したとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android