利付(読み)リツキ

精選版 日本国語大辞典 「利付」の意味・読み・例文・類語

り‐つき【利付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 利息が付くこと。利子付き。
    1. [初出の実例]「此程は家内の雑作道具まで、書き入たりし利付(リツキ)の金、借たる者は兼てより」(出典人情本春色辰巳園(1833‐35)四)
  3. 株式・公債などに利札配当の付くこと。また、その証券

り‐づけ【利付】

  1. 〘 名詞 〙 利益をつけること。もうけ分を加えること。
    1. [初出の実例]「早速聞いて上げませうが、利附(リヅケ)はしっかりなさいませうな」(出典:歌舞伎弁天娘女男白浪白浪五人男)(1862)浜松屋の場)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む