家畜の伸びすぎたひづめを削ることをいう。ウシ、ヒツジ、ヤギの場合、放牧で飼われているものはひづめが自然に摩耗するので、整形のみでよいが、舎飼いのものはひづめの周囲の角質部が伸びすぎるので削蹄を行う。
ひづめが伸びすぎると、ウシやウマでは肢勢が悪くなり、そこに汚物がたまって、ひづめのいろいろな病気の原因となり、ヒツジ、ヤギでは腐蹄病をおこす。ウシでは育成期の初期に行い、その後4か月に1回、ヒツジ、ヤギでは2、3か月に1回の間隔で、剪定鋏(せんていばさみ)か削蹄鎌(がま)、グラインダーなどを用いて、伸びすぎた角質部を削る。ウマの場合は、25~30日に1回蹄鉄を外し、蹄壁と蹄底を削り取る。ウシ、ウマの削蹄は労力と熟練を要する作業で、とくにウマの場合は高度な技術をもつ装蹄師によって行われる。
[西田恂子]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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