剣戟(読み)ケンゲキ

デジタル大辞泉 「剣戟」の意味・読み・例文・類語

けん‐げき【剣×戟】

つるぎほこ。刀などの武器のこと。「剣戟を振るう」
刀剣による戦い

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精選版 日本国語大辞典 「剣戟」の意味・読み・例文・類語

けん‐げき【剣戟】

  1. 〘 名詞 〙
  2. つるぎとほこ。また、武器。
    1. [初出の実例]「昨朝剣戟陪丹閣。今夕僧衣向花宮」(出典経国集(827)一〇・聞右軍曹貞忠入道因簡大将軍良公〈淳和天皇〉)
    2. [その他の文献]〔史記‐蘇秦伝〕
  3. ( 転じて ) 刀剣。かたな。また、剣術。
    1. [初出の実例]「度量〈略〉大丈夫生死一大事の地に臨み、白刃を蹈み、剣戟をほとばしらしめて剛操の節をあらわし」(出典:山鹿語類(1665)二一)
  4. たたかい。戦争。
    1. [初出の実例]「比日逆臣作乱義士致忠剣戟交鋒」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)一四)

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普及版 字通 「剣戟」の読み・字形・画数・意味

【剣戟】けんげき

剣とほこ。〔国語、斉語〕齊國甲兵寡(すく)なし。之れを爲すこと何(いかん)せんと。~管子對へて曰く、~小罪には(せ)むるに金を以てす。~美金以て劍戟を鑄(い)、~甲兵大いに足れり。

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