副谷(読み)そえだに

日本歴史地名大系 「副谷」の解説

副谷
そえだに

[現在地名]夜久野町字直見 副谷

近世の直見のうみ村に含まれる集落門垣かずかの東にあたる。添谷とも記した。

丹波志」は次のように述べる。

<資料は省略されています>

副谷付近には「うとやま」の地名が多いが、当地では洞のことを「うとろ」という。うと山はかつての採鉄地跡であると考えられ、流砂溝らしい遺構が残る。

「丹波志」によると直見村一千六九六石のうち副谷は三二九・四七四石で、「直美村ノ内門垣、副谷ハ高ヲ分テ別ニ村長ヲ立ト云エドモ村ト不唱、諸役等直見村ニ准ス」とある。

丸山まるやまに鎮座する八幡神社は「丹波志」にみえ、境内の経塚からは中世のものと思われる経石が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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