割稽古(読み)ワリゲイコ

デジタル大辞泉 「割稽古」の意味・読み・例文・類語

わり‐げいこ【割(り)稽古】

茶の湯で、作法をいくつかの部分に分けて、一部分ずつを稽古すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「割稽古」の意味・読み・例文・類語

わり‐げいこ【割稽古】

  1. 〘 名詞 〙 茶道で、平点前(ひらてまえ)手順を覚える前に、その部分部分について行なう稽古。袱紗(ふくさ)さばき、棗(なつめ)茶杓のふき方、茶巾のたたみ方、茶筅(ちゃせん)通し、茶碗のふき方など。
    1. [初出の実例]「ここで母に割稽古をみてもらったりしてよく使いましたけれど」(出典:夢の浮橋(1970)〈倉橋由美子〉松の内)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android