加治丘陵(読み)かじきゅうりょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加治丘陵」の意味・わかりやすい解説

加治丘陵
かじきゅうりょう

埼玉県東京都にまたがる秩父山地東麓にある丘陵阿須山丘陵(あずやまきゅうりょう)ともいう。東京都青梅市から東に延び,埼玉県入間市にいたる。標高 100~235mで,東部ほど低い。新第三紀層の丘陵で,表層は関東ローム層に覆われる。北麓入間川が流れ,南麓武蔵野台地が広がっている。奥武蔵県立自然公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「加治丘陵」の意味・わかりやすい解説

加治丘陵
かじきゅうりょう

埼玉県入間(いるま)市から東京都青梅(おうめ)市北東部に続く丘陵。東京都西部から埼玉県南西部に分布する第三紀丘陵の一つで、阿須山丘陵(あずやまきゅうりょう)ともいう。標高250~100メートルで、西から東へ緩やかに傾いている。開析はかなり進んでいる。表面は関東ローム層であるが、下部は豊岡礫(とよおかれき)層と仏子(ぶし)粘土層からなるので、隆起扇状地と解釈されている。土地利用として東部は住宅地、西部はゴルフ場となっている。

[中山正民]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android