加無山県立自然公園(読み)かぶやまけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加無山県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

加無山県立自然公園
かぶやまけんりつしぜんこうえん

山形県北部,秋田県境にある加無山 (997m) を中心とする自然公園。面積 85.02km2。 1963年指定。真室川町に属し,丁岳山地の南側,神室山地北西部を占める。加無山の北西方には丁岳 (1146m) ,大森山 (1078m) ,萱森 (1075m) ,雁唐山 (1045m) などがそびえ,南東方には,出穴森 (869m) ,金倉山 (755m) ,黒森 (1058m) がある。全般に未開発の山岳地域で,集塊岩の奇岩が多く,頂上付近には高山植物が多い。加無山山頂からの眺望は開け,南東に神室山,南に庄内平野から月山,北西に鳥海山が一望できる。大滝及位 (のぞき) が登山基地。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android