勤倹力行(読み)きんけんりょっこう

精選版 日本国語大辞典 「勤倹力行」の意味・読み・例文・類語

きんけん‐りょっこう‥リョクカウ【勤倹力行】

  1. 〘 名詞 〙 勤勉倹約で、努力して物事を行なうこと。きんけんりっこう。
    1. [初出の実例]「倹素質実の大久保甲東、群臣の上に卓然として、勤倹力行自ら奉ずる頗る薄かりしが故に」(出典:第二之維新(1893)〈人見一太郎〉第二期)

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四字熟語を知る辞典 「勤倹力行」の解説

勤倹力行

仕事に励み、むだづかいをせず、努力して物事を行うこと。

[使用例] 私はそんなところに、入江のすこうし、古い、大正時代風な、勤倹力行、努力精進を重んじるあたまのかたさを見て、距離感をもつ[田辺聖子休暇は終った|1976]

[使用例] 何しろ私のところはジャガイモソーセージの国でしょう。そこで十年暮らしてごらんなさい。質実剛健、勤倹力行ですわよ[開高健*夏の闇|1971]

[解説] 「勤倹」は勤勉で倹約すること、「力行」は「りっこう」とも読み、力の限り努力して行うこと。

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