勦絶(読み)ソウゼツ

デジタル大辞泉 「勦絶」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぜつ〔サウ‐〕【×勦絶】

[名](スル)滅ぼしつくすこと。皆殺しにすること。勦滅そうめつ
「他日スパルタ軍来侵の根拠を―せんと」〈竜渓経国美談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「勦絶」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぜつサウ‥【勦絶】

  1. 〘 名詞 〙 ほろぼしつくすこと。ねだやしにすること。勦滅(そうめつ)勦殄(そうてん)
    1. [初出の実例]「偶然我負子陵業、興在詩非絶名」(出典:狂雲集(15C後)心念所作)
    2. 「一挙して醜類を勦絶(サウゼツ)し後患を杜するに如かず」(出典:明治月刊(1868)〈大阪府編〉五)
    3. [その他の文献]〔書経‐甘誓〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「勦絶」の読み・字形・画数・意味

【勦絶】そう(さう)ぜつ

たちほろぼす。〔書、甘誓〕氏(いうこし)、五行を威し、三正を怠す。天用(もつ)て其の命を勦す。

字通「勦」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む