勦絶(読み)ソウゼツ

デジタル大辞泉 「勦絶」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぜつ〔サウ‐〕【×勦絶】

[名](スル)滅ぼしつくすこと。皆殺しにすること。勦滅そうめつ
「他日スパルタ軍来侵の根拠を―せんと」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「勦絶」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぜつサウ‥【勦絶】

  1. 〘 名詞 〙 ほろぼしつくすこと。ねだやしにすること。勦滅(そうめつ)勦殄(そうてん)
    1. [初出の実例]「偶然我負子陵業、興在詩非絶名」(出典:狂雲集(15C後)心念所作)
    2. 「一挙して醜類を勦絶(サウゼツ)し後患を杜するに如かず」(出典:明治月刊(1868)〈大阪府編〉五)
    3. [その他の文献]〔書経‐甘誓〕

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普及版 字通 「勦絶」の読み・字形・画数・意味

【勦絶】そう(さう)ぜつ

たちほろぼす。〔書、甘誓〕氏(いうこし)、五行を威し、三正を怠す。天用(もつ)て其の命を勦す。

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