包隠す(読み)ツツミカクス

デジタル大辞泉 「包隠す」の意味・読み・例文・類語

つつみ‐かく・す【包(み)隠す/包み匿す】

[動サ五(四)]
包みこんで外から見えないようにする。「袖で―・す」
秘密にして人に知られないようにする。「―・さず打ち明ける」
[類語]隠す遮る押し隠す覆い隠す覆うくらます潜める忍ばせるかくまう隠し立てひた隠し隠蔽隠匿秘匿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「包隠す」の意味・読み・例文・類語

つつみ‐かく・す【包隠】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 物をおおって、外から見えないようにする。
    1. [初出の実例]「多くの蛍をとらへて〈略〉なほしの御そでにうつしとりて、つつみかくしてもてまゐり給ひて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)内侍督)
  3. 秘密にして、他に知られないようにする。
    1. [初出の実例]「今はわかわかしく内の御文に心入れ給はで、なほつつみかくさむの御心よろしくて」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)四)

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