デジタル大辞泉 「忍ばせる」の意味・読み・例文・類語 しのば・せる【忍ばせる】 [動サ下一][文]しのば・す[サ下二]1 人に知られないよう隠し持つ。ひそかに入れておく。「懐に短刀を―・せる」2 目立たないように物事を行う。「足音を―・せて近づく」[類語]隠す・遮る・包み隠す・押し隠す・覆い隠す・覆う・晦くらます・潜める・かくまう・隠し立て・ひた隠し・隠蔽・隠匿・秘匿 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「忍ばせる」の意味・読み・例文・類語 しのば‐・せる【忍】 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙 ( 五段動詞「しのぶ(忍)」に助動詞「せる」が付いてできたもの )① 他人にわからないようにそっと入れておく。かくし持つ。[初出の実例]「笙の笛、横笛四管の吹物を、紫檀の矢立にとりそへて、馬手の脇にしのばせたり」(出典:浄瑠璃・十二段草子(1610‐15頃か)五)② 目立たないようにする。ひそめる。[初出の実例]「無意識に足音をしのばせて、アパートのシヅ子の部屋の前まで来ると」(出典:人間失格(1948)〈太宰治〉第三の手記) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例