北条時敬(読み)ホウジョウ トキヨシ

20世紀日本人名事典 「北条時敬」の解説

北条 時敬
ホウジョウ トキヨシ

明治〜昭和期の教育家,教育行政家 東北帝大総長;学習院院長;貴院議員(勅選)。



生年
安政5年3月23日(1858年)

没年
昭和4(1929)年4月27日

出生地
加賀国金沢(石川県金沢市)

別名
幼名=粂次郎

学歴〔年〕
東京大学理学部数学科〔明治18年〕卒

経歴
金沢藩士北条条助の二男として生まれる。明治18年石川専門学校教授、金沢工業学校教諭嘱託となり、ついで第四高等学校、第一高等中学校講師を経て、27年山口高等学校教授、29年同校校長就任。31年第四高等学校、35年広島高等師範学校各校長を歴任して、大正2年東北帝大総長、さらに学習院長を務めた。9年には貴族院議員に勅選され、また宮中顧問官になった。著書に「廓堂庁影」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北条時敬」の解説

北条時敬 ほうじょう-ときよし

1858-1929 明治-大正時代教育者
安政5年3月23日生まれ。専門は数学。旧制山口高,四高,広島高師の校長をへて大正2年東北帝大総長。のち学習院院長をつとめた。貴族院議員。昭和4年4月27日死去。72歳。加賀(石川県)出身。東京大学卒。名は「ときゆき」ともよむ。

北条時敬 ほうじょう-ときゆき

ほうじょう-ときよし

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android