北海道博物館(読み)ほっかいどうはくぶつかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北海道博物館」の意味・わかりやすい解説

北海道博物館
ほっかいどうはくぶつかん

北海道札幌市厚別区にある道立博物館。北海道に開拓使が置かれてから 100年を記念する事業の一環として 1968年から建設が始まり 1971年4月に開館した北海道開拓記念館と,アイヌの歴史や文化の調査研究および普及のため 1994年6月に開設したアイヌ民族文化研究センターを統合し,2015年4月新たに総合博物館として開館した。北海道文化に焦点をあて,北海道の自然史的発生と発達を示し,また文化史の上からとらえ,展示している。特に北海道開拓の歴史に重点おきアイヌ文化,開拓移民,航路,鉄道の発達,漁業農業変遷民俗,北海道の未来像などに関する資料を常設展示する。また,アイヌの歴史や文化に関する専門的研究組織としての活動も行なっている。総収蔵点数は約 18万点。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む