日本歴史地名大系 「厚別区」の解説 厚別区あつべつく 北海道:札幌市厚別区面積:二四・三八平方キロ平成元年(一九八九)一一月に白石区の人口増加にともない同区の東部が分区して成立。札幌市の東部に位置し、東は江別市・北広島市、南は清田区、西は白石区に接する。面積は市内一〇区のなかで最小。東部が野幌(のつぽろ)森林公園の一部となり、北部山本(やまもと)地区に農地があるほかはすべて市街化区域で、宅地化されている。月寒(つきさむ)丘陵の北端にあたり、同丘陵は北になだらかに傾斜して北部では平野となる。西端を白石区との境である厚別川(豊平川支流)が北流し、同じく中央部を野津幌(のつぽろ)川(厚別川支流)、東部を小野津幌(このつぽろ)川(野津幌川支流)が北流している。中央部を南西―北東方向に国道一二号が、その北を並行してJR函館本線が走り、国道一二号から分岐した国道二七四号が南部を南東方に進み、函館本線から分岐するJR千歳線も南東に向かう。南西端を道央自動車道が縦断し、清田区との境に札幌南インターチェンジがある。また函館本線の厚別・森林公園(しんりんこうえん)、千歳線の新札幌の各駅がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「厚別区」の意味・わかりやすい解説 厚別〔区〕あつべつ 北海道中西部,札幌市の東端を占める区。1989年,白石区の厚別地区を分区して設置。南部の上野幌には大規模な住宅団地が広がる。北東部は野幌森林公園道立自然公園に属し,北海道百年記念塔や北海道博物館,北海道開拓の村が建設されている。JR函館本線,千歳線,国道12号線,274号線などが通る。面積 24.38km2。人口 12万5083(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by