北海道立図書館蔵書目録(読み)ほつかいどうりつとしよかんぞうしよもくろく

日本歴史地名大系 「北海道立図書館蔵書目録」の解説

北海道立図書館蔵書目録
ほつかいどうりつとしよかんぞうしよもくろく

既刊二七冊 道立図書館 昭和五四年―(刊行中)

解説 昭和五四年蔵書目録第一一分冊を北方資料篇一として、昭和二四―五二年に受入れた「総記・哲学・歴史」約五千九五〇点を収録刊行以後同様の方式分類順に続刊し、第一六分冊・北方資料篇六(昭和五八年現在の地図・絵ハガキ・写真・視聴覚資料約五千点収録)を昭和五九年刊。以後続刊し、現在第二七分冊・北方資料篇一〇(平成一一年刊)。道立図書館は大正一五年行啓記念北海道庁立図書館として札幌市に開館、昭和四二年江別市の現在地へ新築移転し、いわゆる第二線図書館として全道図書館のセンター的役割を担い今日に至る。同年閲覧室の一つに北方資料室を設け、資料課に北方資料係を設置し、旧千島・樺太を含む郷土・北方資料の収集につとめた。同四五年北方資料係を資料課から分離して北方資料室とした。昭和四一年から「北方資料」(七号まで)、同四七年から「北の資料」を刊行し(平成一四年、一〇九号)、北方資料の速報的目録紹介を行う。北方資料は、貴重資料のマイクロフィルム化やコピーによる複製化で充実をはかり、そのほか特別コレクションの個人・家ごとの資料、道内市町村史など地域資料、アイヌ関係資料、地図・絵ハガキ・写真・視聴覚資料などが充実し、特徴となっている。目録の分類は日本十進分類法によるが、北方資料の特殊性から分類の変更・新設等がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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