北闕(読み)ホッケツ

精選版 日本国語大辞典 「北闕」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐けつホク‥【北闕】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「闕」は宮門の意 ) 宮城の北門。上奏謁見をする人が出入する門。転じて、宮城。皇居。禁中
    1. [初出の実例]「然則揚名之義、可益於北闕之臣」(出典菅家文草(900頃)一・仲春釈奠聴講孝経同賦資事父事君)
    2. [その他の文献]〔張衡‐西京賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「北闕」の読み・字形・画数・意味

【北闕】ほくけつ

宮城の北門。漢・李陵武に答ふる書〕男兒、生きては以て功をさず、死しては則ち蠻夷の中にらる。誰(たれ)か復(ま)た能く身を屈して稽(けいさう)(叩首の礼)し、りて北闕に向はんや。

字通「北」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む