匡郭(読み)キョウカク

精選版 日本国語大辞典 「匡郭」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かくキャウクヮク【匡郭】

  1. 〘 名詞 〙 木板本や古活字本などの刊本の各丁にほどこされた外枠(そとわく)の線。これが単線のものを単辺複線のものを両辺上下は単線で左右が複線のものを左右双辺といい、版の大きさを示す標準となる。
    1. [初出の実例]「寛文あたりの昔しの小本は匡郭が割合に大きい為めに天地の余白が少なく」(出典:春城随筆(1926)〈市島春城〉趣味談叢)
    2. [その他の文献]〔書林清話‐宋刻書紙墨之佳〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む