


に作り、
(こう)声。〔説文〕十二下に「
、筥(きよ)なり」というのは筐の意。竹部五上に「
(きよ)、牛に飮(みづか)ふ筐なり。方を筐と曰ひ、圜(ゑん)を
と曰ふ」とある筐を、匡の異文とする。匡に方の意があり、匡正・匡救の意に用いる。
は王の上に
(止(あし))を加える形。軍などの出行のときにあたって、聖器としての鉞(まさかり)(王はその頭部の形)に止を加え、一種の授霊の儀式をする。それを秘匿のところで行うことを
という。それで軍行にあたって、〔詩、小雅、六月〕「以て王國を匡(ただ)せ」のようにいう。金文には
に従う字があり、〔麦尊〕「
命に
(こた)へん」のように用いる。みな征命を行う意。征伐して王命を布き明らかにすることが、字の初義であった。
(きよう)と通じ、おそれる。
と通じ、まぶち。
と通じ、あしなえ。
声に従い、声符として王の字形をとることが多い。〔説文〕に
声として
(往)・枉・狂・汪・匡・
・誑など十六字を収める。おおむね非常の勢いをもつこと、また測りがたい意をもつ。
は鉞頭(王)に止(あし)を加えて、異常な呪力が付与されるとする呪儀。その呪力の甚だしい状態を狂という。
・
kiaは声が近い。〔説文〕に匡を筐にして、筥・
の意と解したが、匡は
・枉・狂系統の語。
・
hiuang、狂giuangとその声が近い。
・
は重要な使命を帯びて出行すること、匡は特に軍行にいう語であった。
▶・匡復▶・匡払▶・匡補▶・匡輔▶・匡翊▶・匡翼▶・匡励▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...