十一町(読み)じゆういちちよう

日本歴史地名大系 「十一町」の解説

十一町
じゆういちちよう

[現在地名]長浜市朝日町あさひちよう

長浜町の南の入口にあたり、北国街道に沿う両側町で、南は瀬田せた村、北は稲荷いなり町に続く。町名は町域南端を流れる十一川によるか。瀬田村領年貢地。元禄八年大洞弁天寄進帳では家数二七(借家一)、男六四・女六七で、町代・横目が置かれ、油屋七・船持八・茶屋二・煙草屋がいた。享保一五年(一七三〇)の長浜人数留(今村文書)によれば家数三〇、男六五・女五七。


十一町
じゆういちまち

[現在地名]加賀市大聖寺十一町だいしようじじゆういちまち

一本橋いつぽんばし町の西から南に延びる道に面した町人町で西を熊坂くまさか川、東を細坪ほそつぼ川が流れる。土地が低いため水害を受けることが多く、享保一三年(一七二八)に藩が出した洪水之節助船(後藤文書)によると「三枚橋・専称寺・ひへた町・十一町」の助船として塩屋しおや村から船一艘を出すことになっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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