一本橋(読み)イッポンバシ

デジタル大辞泉 「一本橋」の意味・読み・例文・類語

いっぽん‐ばし【一本橋】

丸太1本渡して橋としたもの。丸木橋

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精選版 日本国語大辞典 「一本橋」の意味・読み・例文・類語

いっぽん‐ばし【一本橋】

  1. 〘 名詞 〙 小川渓流丸木などを一本かけわたした橋。丸木橋。
    1. [初出の実例]「蟷螂(たうらう)は一本橋にひかえたり〈和雪〉」(出典:俳諧・北国曲(1722)二)

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日本歴史地名大系 「一本橋」の解説

一本橋
いつぽんばし

旧袋きゆうふくろ川に架けられた橋。壱本橋とも記され、橋の名は最初に架けられたものが、木一本を渡したものであったことにちなむという。のち土橋となり、さらに欄干橋に替わった(鳥府志)。架橋年代は不明だが、「鳥府志」は、関ヶ原の戦の後に東軍の気多けた鹿野しかの(現鹿野町)城主亀井茲矩が帰国するにあたり、若桜わかさ(現若桜町)を経て袋川南岸の上吉方かみよしかた村に陣取り、西軍方の鳥取城に使者をたてた故事から、戦国時代には若桜城下から鳥取城下へ入る橋としてすでに存在していたと推測している。

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