十億フラン法(読み)じゅうおくフランほう(英語表記)Loi d'un milliard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十億フラン法」の意味・わかりやすい解説

十億フラン法
じゅうおくフランほう
Loi d'un milliard

1825年1月,フランス王シャルル 10世によって議会に提出され,同年5月に成立した元亡命貴族の土地補償法。フランス革命中,政府によって没収され分割売却された所有地に対して,国庫損害賠償を行おうというもの。補償の対象となる財産が 10億フランと評価されたのでこう呼ばれた。

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