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十億フラン法 じゅうおくフランほうLoi d'un milliard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

十億フラン法
じゅうおくフランほう
Loi d'un milliard

1825年1月,フランスシャルル 10世によって議会に提出され,同年5月に成立した元亡命貴族の土地補償法。フランス革命中,政府によって没収され分割売却された所有地に対して,国庫で損害賠償を行おうというもの。補償の対象となる財産が 10億フランと評価されたのでこう呼ばれた。

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世界大百科事典内の十億フラン法の言及

【王政復古】より

…欽定憲法たる憲章(シャルト)は,王権の神聖不可侵と世襲を規定したが,同時に法の前の平等,所有権の不可侵,基本的人権を定めて,フランス革命の成果を受けいれていた。
[十億フラン法]
 しかし1820年よりウルトラの勢力が増大し,24年にルイ18世が死去すると,彼らの指導者アルトア伯が王位を継ぎ,シャルル10世となる。こうした政治的反動のなかで大革命中に政府が没収し一般に分割売却した旧亡命貴族等の土地の奪回という,かねてからの願望を王党派は実現しようとした。…

【シャルル[10世]】より

…1814年王政復古でフランスに帰り,とくに翌15年からルイ18世の欽定した〈憲章〉に反対し,過激王党派ultrasの首領となる。ルイ18世の死後,その年に即位し,革命によって土地を没収された亡命貴族への賠償を定めた〈十億フラン法〉等を成立させるなど,反動路線を推進した。30年の七月勅令が原因で発生した七月革命で王座を追われた。…

※「十億フラン法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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