十姉妹(読み)ジュウシマツ

デジタル大辞泉 「十姉妹」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐しまつ〔ジフ‐〕【十姉妹】

カエデチョウ科の鳥。スズメより小形。中国で、コシジロキンパラダンドク)を改良してつくられたといわれる飼い鳥羽色褐色白色のまだらのものが多く、純白のものもある。丈夫で飼いやすく、よく繁殖する。

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精選版 日本国語大辞典 「十姉妹」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐しまつジフ‥【十姉妹】

  1. 〘 名詞 〙 カエデチョウ科の小鳥全長約一〇センチメートル。スズメより小さく、くちばしが太い。体色は白地黒色、褐色などのまだら、あるいは全身白色など変化に富む。江戸時代に中国から輸入されたコシジロキンパラを原種につくりだされたとされる日本特産の飼い鳥。抱卵育雛が巧みなので他の鳥の仮親にされる。〔物品識名(1809)〕

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百科事典マイペディア 「十姉妹」の意味・わかりやすい解説

ジュウシマツ(十姉妹)【ジュウシマツ】

カエデチョウ科の鳥。スズメに似た飼い鳥で,翼長5cm。東南アジア,中国南部に分布するコシジロキンパラを原種として,あるいはコシジロキンパラと他のカエデチョウ科の鳥との交雑によって日本で作出された種類。籠(かご)内での繁殖が容易で,また子育てがうまいためキンカチョウなどカエデチョウ科の仮親としてもよく用いられる。羽毛には白,薄茶,これらのぶちなどがあり,頭・胸部の羽毛がカールしている梵天(ぼんてん)や千代田などの品種がある。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「十姉妹」の解説

十姉妹 (ジュウシマツ)

学名Lonchura striata var.domestica
動物。カエデチョウ科の鳥

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