日本歴史地名大系 「千本木村」の解説 千本木村せんぼんぎむら 栃木県:今市市千本木村[現在地名]今市市千本木都賀(つが)郡に属し、西部は行(なめ)川上流の山地、東部は田(た)川上流、北西は平(ひら)ヶ崎(さき)村、西は下之内(しものうち)村。行川沿いの谷に千本木(せんぼんぎ)行川(なめがわ)の集落があるほか、家の大部分は田川北東岸に集中する。南東端を約四町ほど壬生(みぶ)通の杉並木が南東から北西に横切る。頼朝(よりとも)街道といわれる古道の跡が、平ヶ崎村から当村を通って東へ向かう。その道端に戦国期のものと推定される疱瘡(くさ)地蔵が祀られる。元和六年(一六二〇)徳川秀忠によって東照大権現社領として寄進された村のうちに千本木村一四〇石余がある(「東照宮領目録」日光山御宮方書物之写)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報