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千林尼 せんりんに

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

千林尼 せんりんに

1810?-1869 江戸時代後期の尼僧。
文化7年?生まれ。曹洞(そうとう)宗。16歳で結婚したがすぐ離婚して出家。郷里周防(すおう)(山口県)岐波の八幡宮に石造の経蔵を寄進。また船木-棚井間をはじめ各地の悪路を石畳に改修するなど公共事業につくした。明治2年5月12日死去。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

千林尼

没年:明治2.5.12(1869.6.21)
生年:生年不詳
江戸末期の曹洞宗の尼。周防国西岐波(山口県宇部市)の農家権右衛門の次女。夫の素行が悪く,家を出て曹洞宗の僧となる。天保の終わりごろ郷里に戻り,のち船木(厚狭郡楠町船木)逢坂の観音堂に住す。船木は交通の要所ながら大変な悪路であったことから,各所に通じる道路に石畳を敷く大事業をなしとげた。その後も架橋や道路整備に尽力。粗衣粗食をもってし,浄財を集めて社会事業に尽くし,60歳前後で没した。その土木事業の跡は時代の波とともに消えつつあるが,昭和10(1935)年にはその顕彰碑が船木の瑞松庵に建てられた。<参考文献>曹洞宗尼僧史編纂会編『曹洞宗尼僧史』,長谷川卒助『近世船木物語』

(熊本英人)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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