千葉家住宅(読み)ちばけじゆうたく

日本歴史地名大系 「千葉家住宅」の解説

千葉家住宅
ちばけじゆうたく

[現在地名]水沢市黒石町

下柳しもやなぎの北上川沿いの丘陵上にある環濠屋敷で、門が県の文化財に指定されている。門の構造は丸柱二本に板扉二枚を吊り、左右に角の側柱を建て、後方に角の支柱を二本建てる。屋根は切妻、いわゆる薬医門形式の門である。支柱旧材のに「慶長五二吉作」の陰刻があるので、創建年代は慶長五年(一六〇〇)と推定される。素材簡素な門であるが、当時としては格の高い住宅門である。現在の住宅は明治二六年(一八九三)建築になり、一三・五間×五・五間の当地随一の二階のある大家で、養蚕兼用住宅となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典 日本の地域遺産 「千葉家住宅」の解説

千葉家住宅

(青森県弘前市楮町1-5)
趣のある建物」指定の地域遺産。
1928(昭和3)建築。町屋の形式が残る

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

デジタル大辞泉プラス 「千葉家住宅」の解説

千葉家住宅

岩手県遠野市にある住宅。江戸時代末期に建てられたとされる。主屋、土蔵石蔵などが国の重要文化財に指定されている。「南部曲り家 千葉家」とも。

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