千葉治平(読み)チバジヘイ

デジタル大辞泉 「千葉治平」の意味・読み・例文・類語

ちば‐じへい〔‐ヂヘイ〕【千葉治平】

[1921~1991]小説家秋田の生まれ。本姓堀川伊藤永之介師事し、農村題材をとった小説を執筆した。「虜愁記りょしゅうき」で直木賞受賞。他に「馬市果てて」「八郎潟」「アンデスの花」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

20世紀日本人名事典 「千葉治平」の解説

千葉 治平
チバ ジヘイ

昭和・平成期の小説家



生年
大正10(1921)年10月31日

没年
平成3(1991)年6月23日

出身地
秋田県仙北郡田沢湖町

本名
堀川 治平(ホリカワ ジヘイ)

学歴〔年〕
南満州工専通信工学科〔昭和19年〕卒

主な受賞名〔年〕
地上文学賞(第1回)〔昭和28年〕「馬市果てて」,直木賞(第54回)〔昭和40年〕「虜愁記

経歴
満鉄調査部、陸軍通信学校を経て、昭和21年日本発送電入社。24年東北電力に合併、51年東北電力を定年退職。かたわら小説を書き、40年「虜愁記」で直木賞受賞。「秋田文学」同人ほかに「八郎潟」「アンデスの花」「山の湖の物語」など多数。平成5年、戦後間もなく秋田県角館町の新聞に連載した歴史小説「蘆名(あしな)記」が発見された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「千葉治平」の解説

千葉治平 ちば-じへい

1921-1991 昭和後期-平成時代の小説家。
大正10年10月31日生まれ。戦後,伊藤永之介に師事。昭和28年「馬市果てて」で地上文学賞,41年「虜愁記」で直木賞をうけた。平成3年6月23日死去。69歳。秋田県出身。南満州工専卒。本名は堀川治平。作品はほかに「八郎潟」「アンデスの花」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「千葉治平」の解説

千葉 治平 (ちば じへい)

生年月日:1921年10月31日
昭和時代;平成時代の小説家
1991年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android