千谷利三(読み)チタニ トシゾウ

20世紀日本人名事典 「千谷利三」の解説

千谷 利三
チタニ トシゾウ

昭和期の物理化学者 大阪大学名誉教授;東京都立大学名誉教授。



生年
明治34(1901)年6月14日

没年
昭和48(1973)年11月20日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝国大学理学部化学科〔大正15年〕卒

学位〔年〕
理学博士

主な受賞名〔年〕
日本化学会賞〔昭和27年〕,日本学士院賞〔昭和31年〕

経歴
東大助手、塩見理化学研究所員、大阪帝大理学部講師、助教授を経て、昭和9年教授に就任。28年東京都立大教授、34年東京都アイソトープ総合研究所所長、40年城西大学理学部長を歴任重水素の研究をし、旭化成と協力して重水素の工業的生産の基礎を築いた。学術会議会員に選ばれた。著書に「重水素と重水」「無機物理化学」「無機化学」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「千谷利三」の解説

千谷利三 ちたに-としぞう

1901-1973 昭和時代の化学者。
明治34年6月14日生まれ。塩見理化学研究所員をへて大阪帝大教授,都立大教授。重水素,重酸素など同位元素の研究で知られる。昭和31年学士院賞。昭和48年11月20日死去。72歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「重水素と重水」「燃焼爆発」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「千谷利三」の解説

千谷 利三 (ちたに としぞう)

生年月日:1901年6月14日
昭和時代の化学者。大阪大学教授;東京都立大学教授
1973年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android