升組み(読み)ますぐみ

精選版 日本国語大辞典 「升組み」の意味・読み・例文・類語

ます‐ぐみ【升組・枡組・斗組】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 障子欄間などの骨組を四角に組むこと。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「本舞台、一面の平舞台、正面、節の入りし杉戸、横は塗り骨、升組(マスグ)みの障子」(出典歌舞伎・蝶々孖梅菊(1828)序幕)
  3. 柱の上などにあって軒をささえる装置で、升形や肘木を組み合わせたもの。斗栱(ときょう)。組物。
    1. [初出の実例]「桝組(マスグミ)も椽配りも」(出典:五重塔(1891‐92)〈幸田露伴一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android