デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「半七」の解説 半七(2) はんしち 岡本綺堂(きどう)の「半七捕物帳」の主人公。幕末の岡っ引き。江戸神田の岡っ引き吉五郎の子分で,天保(てんぽう)12年(1841)初手柄をたて,吉五郎の娘お仙と結婚。三河町の半七とよばれる捕物名人となった。慶応3年隠居。小説は新聞記者(私)が半七老人から昔の捕物話をきくという形をとっている。大正6年から昭和12年にわたって執筆された。全68話。 半七(1) はんしち ?-? 織豊時代の陶工。天正(てんしょう)13年(1585)古田織部が尾張(おわり)(愛知県)瀬戸のすぐれた素人陶工10人をえらんだ,いわゆる瀬戸十作(じっさく)のひとり。茶事をこのみ,道楽に茶器をつくったという。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by