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半幕 ハンマク

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デジタル大辞泉の解説

はん‐まく【半幕】

能で、揚げ幕の裾を巻き上げて、幕の内にいるシテの下半身あるいは床几(しょうぎ)に腰掛けた全身を見せること。特殊な能の後ジテの出に用いる。→片幕(かたまく)本幕

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大辞林 第三版の解説

はんまく【半幕】

〔幕は二つで一帖というところから〕 幕一つのこと。
特殊な能の後ジテの出で、本幕前に幕のすそを1メートルほどあけ、あらかじめシテの下半身、あるいは床几しようぎに座している姿をみせる演出手法。「清経」の特殊演出や「石橋」などにみられる。 → 本幕片幕

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世界大百科事典内の半幕の言及

【幕】より

…そして,このように幕に対する特殊な感情があったがゆえに,いわゆる〈幕離れ〉にはいろいろな演出が考えられた。たとえば,能の《船弁慶》における後ジテ知盛の亡霊の出には,まず半幕(半分ほどの高さまで巻きあげる)にしてその姿をみせ,〈あら珍しやいかに義経〉と子方を見てからそこでいったん幕をおろし,ふたたび幕の全体をあげて早笛(はやふえ)の囃子(はやし)に乗って一気に走り出る,という演出がしばしば行われる。また歌舞伎には,《勧進帳》の弁慶の飛六方(とびろつぽう)でよく知られるように,いったん,引幕を引いたのち,これをくぐって役者が出て,ふたたび花道から揚幕へ入るという,〈幕外(まくそと)〉の演出があり,これは視覚的には,効果的な一種のクローズ・アップの手法ともいえるが,六方という特異な動作と合わせて考えるとき,それはむしろ,幕を出て幕に入るという〈神話的〉な身ぶりであるといえる。…

※「半幕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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