半製品(読み)ハンセイヒン(その他表記)semi-manufactured goods

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「半製品」の意味・読み・例文・類語

はん‐せいひん【半製品】

  1. 〘 名詞 〙 加工の途中で、まだ完全な製品とはなっていない物品。製造なかばの物品。〔袖珍新聞語辞典(1919)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「半製品」の意味・わかりやすい解説

半製品
はんせいひん
semi-manufactured goods

製品を生産するために必要なすべての工程を完了していない中間的製品のこと。工程を移動中のものは仕掛品(しかかりひん)というが、半製品は、一定の工程が終了してそのまま外部へ販売可能か、少なくとも工程外へ貯蔵可能な状態のものをいう。たとえば工具の生産の場合、鍛造工程のみを終了して大まかな原形ができあがり、機械加工を待つ状態のものである。会計上は、製造原価で評価される資産となる。

[森本三男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の半製品の言及

【流動資産】より

…すなわち,たとえば製造企業にあっては,原材料を仕入れ,製品を製造し,製品を販売し,代金を回収するまでの過程が,正常の営業活動の一循環であるから,原材料,仕掛品(製品に製造中または加工中の物品。貯蔵,販売の対象にならない),半製品(工程別原価計算において,一定の製造工程を完了し,次の工程に引きつがれる段階にある物品。貯蔵,販売の対象となる),製品のような棚卸資産,および受取手形,売掛金のような受取勘定はこの過程内にあるものとして,すべて流動資産とされる。…

※「半製品」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む