仕掛品(読み)しかかりひん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「仕掛品」の解説

仕掛品
しかかりひん

原価計算において所定の製造作業が完了しないで,引続き加工を受けなければならないような中間生産物をいう。製造指図書別に区分計算を行う個別原価計算においては仕掛品原価の算定は容易であるが,総合原価計算においては期末仕掛品原価を算定することによってはじめて製品原価が算定され,製造原価の製品と仕掛品への配分いかんによって製品原価が左右されるという意味で仕掛品評価は重要な意味をもっている。類似のものに半製品があるが,半製品は一定工程を終了しており,1つの製品として販売可能であるという点で仕掛品とは異なる。

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精選版 日本国語大辞典「仕掛品」の解説

しかけ‐ひん【仕掛品】

真理の春(1930)〈細田民樹〉ひるしぼむ花「残るのは工場の仕掛品(シカケヒン)だけです」

しかかり‐ひん【仕掛品】

〘名〙
① 製品などで、現在製造工程の途中にあって未完成のものをいう。しかけひん
簿記勘定科目の一つ。

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ASCII.jpデジタル用語辞典「仕掛品」の解説

仕掛品

販売目的のために自社で製造する物品の製造過程のもので、そのままでは販売できないもののこと。

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デジタル大辞泉「仕掛品」の解説

しかけ‐ひん【仕掛(け)品】

仕掛かり品」に同じ。

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世界大百科事典内の仕掛品の言及

【流動資産】より

…前者によれば,〈正常の営業活動における一循環〉の過程の中にある資産はすべて流動資産とされる。すなわち,たとえば製造企業にあっては,原材料を仕入れ,製品を製造し,製品を販売し,代金を回収するまでの過程が,正常の営業活動の一循環であるから,原材料,仕掛品(製品に製造中または加工中の物品。貯蔵,販売の対象にならない),半製品(工程別原価計算において,一定の製造工程を完了し,次の工程に引きつがれる段階にある物品。…

※「仕掛品」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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