日本歴史地名大系 「南森下村」の解説
南森下村
みなみもりもとむら
」「森下村紺三端大田ヨリ南浅野河
」とみえ、白山本宮の水引神人となった紺掻業者が当地におり、北は
時衆過去帳(清浄光寺蔵)の遊行一五代尊恵(在位一四一七―二九)に結縁した僧衆に眼阿弥陀仏の名わみえ、その裏に「森本」と記される。寛正―文明頃(一四六〇―八七)とみられる五月九日の綱玉寒室書状(蜷川家文書)は、蜷川親元に宛てて「賀州森本」より送ったもので、当地まで使者を下したことを謝し、詠草三首を添削している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報