南良津村(読み)ならづむら

日本歴史地名大系 「南良津村」の解説

南良津村
ならづむら

[現在地名]小竹町南良津

遠賀おんが川を挟んで御徳ごとく村の西、同川の中流左岸に位置し、南は勝野かつの村・新山崎しんやまさき村。長崎街道が遠賀川沿いに縦断する。奈良津村とも書いた(田圃志など)。「続風土記拾遺」によると本村集落は村の西部にあり、遠賀川の土手近く長崎街道の側に二本松の集落がある。かつて本村は二本松の地にあったが、延宝四年(一六七六)水害を避けて西方に移り、本村移転後の二本松の地に人家はなかったが、近年一両戸の民屋が居を構えているという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android