南都焼打

山川 日本史小辞典 改訂新版 「南都焼打」の解説

南都焼打
なんとやきうち

1180年(治承4)平氏政権が行った奈良の寺院勢力討伐事件。源平争乱なかで,反平氏勢力として蜂起した南都の寺院勢力に対し,平重衡(しげひら)を大将とする討伐軍は,12月28日夜,奈良市中に火を放ち攻略した。これにより,東大寺大仏殿をはじめ東大寺・興福寺堂舎僧房はことごとく焼失した。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android