単鉤(読み)タンコウ

デジタル大辞泉 「単鉤」の意味・読み・例文・類語

たん‐こう【単×鉤】

書道執筆法の一。親指人差し指で筆の軸を持って書くもの。→双鉤

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「単鉤」の意味・読み・例文・類語

たん‐こう【単鉤】

  1. 〘 名詞 〙 書道における執筆法の一つ。親指と人差指筆管を持ち、中指で軽く軸をささえて書くもの。双鉤(そうこう)に対していう。
    1. [初出の実例]「食指一をかけてはさむをば単鉤と云。単鉤は手かたまらずして、筆に力なし」(出典:和俗童子訓(1710)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「単鉤」の読み・字形・画数・意味

【単鉤】たんこう

執筆法の一。〔書学捷要、上、執筆〕(握管)大指上骨の下端に力を用ひて捺(おさ)へ、指は中指の旁(かたは)らにけ、中指は筆を鉤して下に向ふ。名づけて筆と爲す。此れは是れ單鉤なり。

字通「単」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android