卜半町(読み)ぼくはんちよう

日本歴史地名大系 「卜半町」の解説

卜半町
ぼくはんちよう

[現在地名]南区島之内しまのうち二丁目

九之助くのすけ町一丁目の南、小西こにし町の西にある。箒屋町ほうきやまち筋の両側町で、町域は箒屋町筋と清水町しみずまち筋との交差点を中心に、北はその半町北、南は一町南の周防町すおうまち筋、東西は箒屋町筋からそれぞれ半町の範囲。明暦元年(一六五五)大坂三郷町絵図町名みえ、万治三年(一六六〇)の伏樋設置のときの覚(安井家文書)にも卜半町とある。大坂三郷南組に属し、元禄一三年(一七〇〇)三郷水帳寄帳では屋敷数二六・役数三三役で、うち年寄分一役が無役。年寄は綿屋庄兵衛。伏樋一六町組の一町で(→九之助町一丁目、万治三年の伏樋設置のとき一五五匁を負担(安井家文書)。享和二年(一八〇二)以降は伏樋入用一貫目につき八六六匁を町の間数で平等割をする一一町の一つであった(「十六町組水道伏樋一件控」中之島図書館蔵)


卜半町
ぼくはんちよう

[現在地名]和歌山市卜半町

ふく町の西に続く横町で、文政一三年(一八三〇)の丁名増改時略図(田中家蔵)によれば東西六六間。「続風土記」は「泉州貝塚卜半といふ者所持の家あり、よりて名つく」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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