精選版 日本国語大辞典 「印可状」の意味・読み・例文・類語 いんか‐じょう‥ジャウ【印可状】 〘 名詞 〙① 仏語。師僧が弟子に悟道の熟達を証明した書きもの。② 種々の芸道の認可状、許可状。[初出の実例]「右の法悟禅宗の眼也。紹隆への印可状也」(出典:茶器名物集(1588)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「印可状」の意味・わかりやすい解説 印可状いんかじょう 真言密教で奥義の秘法を師から相承することを印可または許可といい,印可の証状が印可状である。禅宗では印可証明とも称し禅の蘊奥をきわめたことの証明としての師の肖像とともに弟子に付与される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の印可状の言及 【墨跡】より …珍重すべきものだが,現存する墨跡はごく少ない。(e)印可状 師匠が弟子に,禅学修行の認可証明として書き与えるもの。現存する墨跡は少なく,圜悟克勤が虎丘紹隆に与えた印可状(桐製の筒に入って薩摩坊津に漂流渡来したと伝えるので〈流れ圜悟〉の名がある)はその最も著名なものである。… ※「印可状」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by