コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

原子吸光法 げんしきゅうこうほうatomic absorption analysis

1件 の用語解説(原子吸光法の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

げんしきゅうこうほう【原子吸光法 atomic absorption analysis】

原子はそれぞれ固有の波長の光を吸収する性質をもつので,この光吸収現象を利用して元素の定量を行う分析法。光を吸収する原子線は原子の基底状態(最低のエネルギー準位)から励起状態への電子遷移に由来するもので共鳴線resonance lineと呼ばれる。実験的には,化学炎(空気‐アセチレン炎,酸化二窒素‐アセチレン炎など),電気加熱高温炭素炉を用いる2000~3000Kの高温媒体中に溶液試料を導入して原子を生成し,この原子蒸気層に中空陰極ランプ(光源)からの共鳴線に相当する光を照射する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

世界大百科事典内の原子吸光法の言及

【分光分析】より

…また,溶液中に含まれる金属イオンを錯体形成剤と結合させ,有色錯体として分析することもできる。試料物質を高温条件下で原子に解離させ,生成した原子の紫外・可視吸収を観測する分析法は原子吸光法と呼ばれる。この方法は試料中の微量元素,とくに金属元素の定量分析に適している。…

※「原子吸光法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone