ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原担山」の意味・わかりやすい解説
原担山
はらたんざん
[没]1892.7.27.
曹洞宗の僧。江戸の昌平黌で儒学を学び,また医学を修めた。のち曹洞宗の僧となり,1879年東京大学の和漢文学科で仏典の講義を行い,これが同大学の印度哲学科の端緒となった。 91年曹洞宗大学林 (現駒澤大学) 総監。著作は『心識論』『心性実験録』など多数あり,『担山和尚全集』に収められている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報