共同通信ニュース用語解説 「原発事故を巡る裁判」の解説
原発事故を巡る裁判
原子力損害賠償法は過失の有無に関わりなく、原発事故を起こした事業者が賠償責任を負うと定める。東京電力は福島第1原発事故の避難者らに対し、国が定めた指針に基づき賠償を進めてきた。一方、東電の加害責任や規制を怠った国の責任を明確にしようと、避難者らの集団訴訟が全国で約30件起こされた。これまでの判決は全て東電に賠償を命じる一方、国の責任については判断が分かれている。このほか、東電の株主が旧経営陣に会社への賠償を求めた株主代表訴訟や、検察審査会の議決に基づき旧経営陣3人が業務上過失致死傷罪で強制起訴された刑事裁判が係争中。
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