参苓白朮散(読み)じんりょうびゃくじゅつさん

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「参苓白朮散」の解説

じんりょうびゃくじゅつさん【参苓白朮散】

漢方薬の一つ。生薬(しょうやく)人参(にんじん)茯苓(ぶくりょう)白朮薏苡仁(よくいにん)白扁豆(はくへんず)山薬(さんやく)蓮肉(れんにく)桔梗(ききょう)縮砂(しゅくしゃ)甘草(かんぞう)などを含む。宋(そう)代の医学書『和剤局方(わざいきょくほう)』などに処方が示されている。食欲不振、慢性下痢病後の体力回復などに用い、ほてり、倦怠(けんたい)感といった症状ともなうとき、とくに有効とされる。痩(や)せ形で顔色の悪い人がおもな対象。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

関連語 慢性下痢

関連語をあわせて調べる

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む