精選版 日本国語大辞典 「参軍」の意味・読み・例文・類語 さん‐ぐん【参軍】 〘 名詞 〙① 軍事についての相談に関係すること。軍の計画に参与すること。② 将監(しょうげん)の唐名。[初出の実例]「将監 衛長史親衛校尉録事参軍」(出典:拾芥抄(13‐14C)中)[その他の文献]〔晉書‐職官志〕③ 征討総督の本部にあって、その軍事に参加し計画を立案した職。参謀にあたる。明治元年(一八六八)に制定。[初出の実例]「陸軍中将山県有朋、海軍中将川村純義の両君は参軍に任ぜられ」(出典:東京日日新聞‐明治一〇年(1877)二月二七日)④ 明治二一年(一八八八)五月、参謀本部長を改めて置き、皇族をこれに任じ、軍本部の仕事を統轄させた職。後に、参謀総長と改称。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「参軍」の読み・字形・画数・意味 【参軍】さんぐん 参謀。また、雑劇の悪役。〔輟耕録、二十五、院本名目〕宋に戲曲唱諢詞り。金に院本雜劇り。~國(明)に院本雜劇、始めて釐(をさ)めて之れを二にす。院本には則ち五人あり、一を副淨と曰ふ。古之れを參軍と謂ふ。字通「参」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報