参頭(読み)サントウ

デジタル大辞泉 「参頭」の意味・読み・例文・類語

さん‐とう【参頭】

禅寺で、新来の僧のうち代表者として詞を述べる役。さんじゅう。
参頭行者さんとうあんじゃ」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「参頭」の意味・読み・例文・類語

さん‐じゅう‥ヂュウ【参頭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぢゅう」は「頭」の唐宋音 ) 仏語。禅寺で、相見の式などに新到者を代表して詞を述べる役の僧。
    1. [初出の実例]「みだりに大刹の主として、雲水の参頭なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)自証三昧)

さん‐とう【参頭】

  1. 〘 名詞 〙さんじゅう(参頭)
    1. [初出の実例]「行者、参頭(さんトウ)、副参、請客頭」(出典尺素往来(1439‐64))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android