叉手草(読み)さでくさ

精選版 日本国語大辞典 「叉手草」の意味・読み・例文・類語

さで‐くさ【叉手草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. タデ科一年草本州四国、九州の原野水辺などに生える。茎には逆刺があり、高さ四〇~一〇〇センチメートル。葉は互生し有柄で三つ叉に分かれた鏃(やじり)形。両面に小形の星状毛が密生している。さや状の托葉の先はひろがって円形となり、縁に鋸歯(きょし)がある。夏から秋にかけ枝先に淡紅白色の小花が集まった頭状の花穂をまばらにつける。みぞさでくさ。〔日本植物名彙(1884)〕
  3. 植物「いしみかわ(石見川)」の異名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 石見川 名詞

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む