取付ける(読み)トリツケル

デジタル大辞泉 「取付ける」の意味・読み・例文・類語

とり‐つ・ける【取(り)付ける】

[動カ下一][文]とりつ・く[カ下二]
1 ある物を他の物に装置する。「防音壁を―・ける」
2 自分の方に引き寄せて獲得する。「約束を―・ける」
3 いつもその店に注文して買う。よく配達してもらう。「―・けている酒店」
[類語]置く・据える・据え付ける・敷く

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精選版 日本国語大辞典 「取付ける」の意味・読み・例文・類語

とり‐つ・ける【取付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]とりつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. ① 物を他のものに装置する。作りつける。つける。
    1. [初出の実例]「鷹はしも 数多(あまた)あれども 矢形尾の 吾(あ)が大黒に 白塗りの 鈴登里都気(トリツケ)て 朝猟(あさがり)に 五百(いほ)つ鳥立て」(出典:万葉集(8C後)一七・四〇一一)
  3. ② 憑(よ)りつかせる。のりうつらせる。
    1. [初出の実例]「己命の和魂(にぎみたま)を八咫(やた)の鏡に取託(ツケ)て、倭の大物主櫛𤭖玉(くしみかたまの)命と名(みな)を称へて」(出典:延喜式(927)祝詞(出雲板訓))
  4. ③ 手許におさめる。自分の方に獲得する。
    1. [初出の実例]「不レ及二下知一して左様に取つけたる公事に候はば、為レ私可二門答一之由申付候つる」(出典:大乗院寺社雑事記‐康正三年(1457)七月一三日)
  5. ④ いつもその店から買い求める。いつも注文する。
  6. ⑤ 取付⑤をする。
    1. [初出の実例]「それで仕払を受けた先方は、是れを以て直ちに其の銀行へ取付ける事も出来るし」(出典:東京学(1909)〈石川天崖〉一四)

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