古城得遺跡(読み)こじようえいせき

日本歴史地名大系 「古城得遺跡」の解説

古城得遺跡
こじようえいせき

[現在地名]大田村沓掛 古城得

桂(かつら)川によって開かれた開析谷の穴野(あなの)川との合流点に近い微高地状に立地。平成四―五年(一九九二―九三)の発掘調査により縄文時代から近世に至る遺構が検出された。縄文時代には四基の竪穴住居跡、弥生時代後期から古墳時代前期にかけては約三〇基の竪穴住居跡や石棺二基などが発見されている。そのほか、中世の掘立柱建物や溝なども調査されている。なかでも注目されるのは平安時代末から鎌倉初期頃の墓地である。森の木(もりのき)といわれる江戸時代後期に積まれた石塚があり、その下から小石室三基が見つかり、うち二基は内部にそれぞれ中国製四耳壺と長瓶を据え、隙間を木炭で充填していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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