日本歴史地名大系 「古市町」の解説
古市町
ふるいちちよう
内宮と外宮の間にあり、
古市町
ふるいちまち
海に面した古市は古くから廻船業が盛んで、当時の富田湊からは東大寺領の運上物をはじめ、多くの物資が出港した。応仁二年(一四六八)一一月二八日付の、国庁の目代玉舜が署名している東大寺の油倉宛の送進状(京都大学所蔵東大寺文書)には「富田弥益丸」とあり、同年の「入明諸要例」にも「富田弥増丸」と記される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報